2013年5月6日月曜日

葛飾区四つ木で感じるは地域の絆と御粗末行政

場所: 日本, 四ツ木駅(東京)
今回の舞台は葛飾区四つ木です。 下町の下町らしい街ですよ。
この街で感じたのは、地域の絆。そして、キャプテン翼の像のあるつばさ公園から感じたのは、行政の御粗末さ…




あ、そうそう。1つ宣伝です。 「東京タウンdeトモダチコレクション」というのを始めたのです。東京の街を擬人化してニンテンドー3DSのソフト、トモダチコレクションを遊ぶ。というもの。 それに、四つ木も参加させてます。 宜しければ(^^)
http://tokyo-de-tomokore.blogspot.jp/

四つ木駅前…なんだけど


四つ木駅
四つ木駅

京成線、四つ木駅前です。
駅前って、もっと、全国チェーンの飲食店がひしめいてるものですが、四つ木は、そうではありません。

隣の駅の京成立石は、駅前に商店が立ち並んでいるのですが、1つ駅がちがうだけで、風景は全然違います。

駅前のチェーン店は、ファミリーマートがあるだけです。

出口北側 出口南側
南側には渋江商店街が伸びていますが、北側は閑散としてるといいますか…。
もしかしたら「再開発計画があるけど全く進んでない状態」だったりして。

駅南の渋江商店街、その先の整理区画


駅南の渋江商店街。


くねくねした道に、商店が立ち並んでおります。



…本当に、何とも言えない、個人商店ばかりです。
商店街の道は明るめに整備してありますが、肝心の商店のほうは、決して、明るいとは…





…うーん。



渋江商店街周辺は、くねくねした区画ですが…

その南は、碁盤の目状に区画整理がされています。







この碁盤の目、戦前に整備されたようです。 

この地図画像は、時系列地形図閲覧ソフト「今昔マップ」(©谷 謙二)により作成したものです。
この地図画像の元である地図は、国土地理院の地形図[2万5000分の1 東京首都 昭和5年測図 昭和7年6月30日発行]です。
田んぼの地図記号が並んでます。はじめは農業用だったんですね。
戦後は、住宅と工場が立ち並び、現在に至ります。


猫が2匹いますよ

用途地域を見ると、この碁盤の目の地域は、工業地帯なんですねぇ。

http://www2.wagamachi-guide.com/tokyo_tokeizu/map.asp?Mode=0&Layer=0000000011000010&k=Gm%C1%C4DP2D%C28D%3C%3FE%3CHEP%3E1&X=139%2E843871449074&Y=35%2E7302687388805&Scale=10000


駅北の商店街は鉄道が通ってた。


駅北の風景です。
駅北にも、駅から少し歩けば、商店街があります。




商店街から一歩入れば、駅南と、大して変わらない街並みが広がっています。


めずらしい色のコカコーラ自販機ですね。



関東大震災前の地図を見ると、商店街の道に…これは、鉄道軌道!?

この地図画像は、時系列地形図閲覧ソフト「今昔マップ」(©谷 謙二)により作成したものです。
この地図画像の元である地図は、国土地理院の地形図[2万5000分の1 東京首都 大正8年鉄補 大正8年10月30日発行]です。
地図の脇に「京成電鉄軌道」と書いてあります。路面電車だったのかなぁ。
関東大震災後に、現在の場所を走るようになります。

せっかくなので、現在の地図も載せて、比較してみると、分かりやすいですね。

この地図画像は、時系列地形図閲覧ソフト「今昔マップ」(©谷 謙二)により作成したものです。
(この地図は[国土地理院 電子国土Webシステム]を使用しています)
こうやって見ると、新たに気が付く事があります。今の京成押上線は、昔の渋江集落のド真ん中を走っている。

地域の絆とは、こういうものだ


四つ木を歩いていて感じたのが、地域の絆ってやつです。


証拠写真を2つ。


駅前の掲示板。子供達の作品です。

もう1つは…。


あいさつの啓蒙!

この看板、四つ木の街でいくつも見ましたし、「青少年育成四つ木地区委員会」というのがあるというのも、この街らしいです。 あいさつ啓蒙看板がある街、意外と無いですよ。

実際、四つ木を歩いていて、見張られてる錯覚を強く感じました。よくある「私達は見てるゾ!」という看板は目につきませんでしたが、そんな看板は意味が無いのだ…と、四つ木を歩いて、気がついたのです。

私達は見てるゾ!看板
参考資料:私達は見てるゾ!看板
本当に地域の目の強い街は、こんな看板、いらないのです。

でも、この保守性が、四つ木の今の原因なのかも。


つばさ公園に行政の御粗末さを感じる。



つばさ公園のシンボルは…キャプテン翼の像。
割と最近(2013年3月30日)に作られました。観光PRという名目で。



…それにしても、行政って、像を作るの、好きですねぇ。

…そいでもって、


なんで、ネットに囲われているのだか。

想像するに…。

「キャプテン翼の像のある公園にしたい!」→「キャプテン翼の公園なのに、サッカーができないのはおかしいよね」→「サッカーができる公園にしよう」→「ボールが公園の外に出たら危ない」→「なら、ネットで囲おう」

…って事なのでしょうか。

ネットをくぐらないと像は見れません。

これだったら、商店街の中に像を作ったほうが、ずっといいと思うんですけど。


つばさ公園には、災害時の防災拠点という役割もあります。

素人ながらに思う。防災公園は防災公園、像は像、分けるべきだったのでは!? 像は商店街に置いて、防災公園は防災公園として作れば、つばさ像の周りをネットで囲う羽目にならなかったはずなのに!

…像と一緒じゃないと防災公園が認可されなかった。とか、そういう裏事情を想像してしまうじゃないですか。

どうしても公園とつばさ像を一緒にしなきゃいけなかったなら、せめて、つばさ像は公園の入り口、ネットの外に出してあげないと! …ホントにつばさ像、観光客に見せたいと思ってるのか…それすら疑問です。

公園を作るのが第1目的だった可能性もありますね。 子供達の健全育成のために、サッカーができる公園を!もしもの時のために防災拠点にもなる公園を! ついでに、像も作っちゃえ! …みたいな。


今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!


(2014/07/05追記)
このつばさ像、なんと、他のキャラクターも加えて、町の広範囲に増えました。なので、続編を書きました。よろしければ。

あの四つ木のつばさ像が、増殖したらしい
http://toutoi-tokyo.blogspot.jp/2014/07/yotsugi-tsubasazou.html




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1 件のコメント:

  1. 京成線の堀切の駅の西の東武伊勢崎線と京成線の交点に乗換駅を建設して京成線の堀切の駅から四ツ木駅に線路を建設すべきである。

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