首つぎ地蔵尊と練馬区中村の風景をお届けします。そして、偶然、願かけ地蔵という、これまた興味深いお地蔵様も見つけましたので、あわせて!
リストラ防止!?首つぎ地蔵尊
首つぎ地蔵尊 |
この小屋の中に、首つぎ地蔵尊がおられます。
頭と胴体が別になった地蔵様がおられて、それをくっつけたので、首つぎ地蔵。 つまりは、首がつながったという事で…首切りを逃れようと、昭和初期の不況時には参拝者でにぎわったそうです。
昭和初期の中村 この地図画像は、時系列地形図閲覧ソフト「今昔マップ」(©谷 謙二)により作成したものです。 この地図画像の元である地図は、国土地理院の地形図[2万5000分の1東京西部(昭和4年二修,昭和6年6月30日発行)です。 |
昭和初期のこのあたりは、今とは比べ物にならないほどの農村ですが、それでも賑わったという事は、当時の人々の、信仰心の高さや、見えざる者に祈る文化が強かった表れだと思います。
現代よりも娯楽や暇つぶしがずっと少なかった当時を想像すれば、小旅行がてら中村の首つぎ地蔵様の所に行ってみようか…という人が多かったのも、うなづけます。
そうそう、首つぎ地蔵尊がおられる所ですが、八幡神社の裏です。
首つぎ地蔵尊がおられる所 |
実は私、中村に2度行きました。 1度目に、地蔵様の場所が分からなくて…リトライしたのです。
首つぎ地蔵尊は、八幡神社の敷地の外、裏におられます。
練馬区中村、住み心地は良さそう
首つぎ地蔵尊がおられる、そんな練馬区中村の風景です。
練馬区中村へのアクセスは、西武池袋線の中村橋駅か、西武新宿線の鷺ノ宮駅が便利です。
歩道が綺麗に整備されてます。
それから…南のほうには
野菜直売所! |
願かけ地蔵尊の祈り方が
首つぎ地蔵にお参りに行く途中で、偶然見つけたのが、願かけ地蔵。
厳密には中野区上鷺宮の史跡ではありますが、中村との町境にありますし、とても面白いので紹介します。
鷺ノ宮 願かけ地蔵 |
この地蔵に祈願する人は、白装束で真夜中に祈りながら右側の小さい地蔵を倒します。すると大きい地蔵は、倒された地蔵を起こしてほしいために願い事を聞き届けてくれるといわれ、願が叶ったら、自分の手で小さい地蔵を起しに行くというものです。
…そんな事していいのか? これはお地蔵様に失礼じゃないのか? と思えますが…いいのでしょう。
そういえば、縄で縛るお地蔵様もおられますし、水に沈めるお地蔵様もおられるのですよね。
検索してみたら、化粧を施す地蔵様もおられるらしい…。
もちろん、神社やお寺さんの、二礼二杯だの、なんだのという格式も、立派な文化ですけど…個人的には、お地蔵様のほうが、自由でいいなと思うのです。
詳しくは市販地図・地図サービスをご利用ください |
今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
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