…でも、ちょっと残念。道が渡れないし。 いや、下井草だけではないんですけど。
科学と自然の散歩みち
下井草は西武新宿線沿線、杉並区北部の住宅街です。 都心に近いですが、駅前には昔ながらの八百屋や魚屋が元気に経営していたりして、穏やかな所であります。
杉並区ですが、一戸建住宅がゆとりをもって立ち並んでいる街並みは、練馬区っぽいです。 …そんな事を書くと杉並区民は「練馬区と一緒にされたくない」と立腹されるかもしれませんが。
この街並みについては秘密があり、後日書きたいと思ってます。
街の南には、妙正寺川の終点、妙正寺公園があります。
…ここまでは、下井草を散策する前から知っていた事。
妙正寺公園 |
科学と自然の散歩みち |
「科学と自然の散歩みち」といい…
こちらがその遊歩道。
道路わきに緑が植えられ、あじさいの花が、いいアクセント。
なんとも素敵な道じゃないですか!?
そして、遊歩道の一角に、卵の石碑が。
やればできる | 裏 |
これは、ノーベル賞を受賞した小柴昌俊博士からのメッセージ。
下井草と小柴昌俊博士に、どんな関係があるのか。 それは、小柴昌俊博士が杉並区の名誉区民であり、杉並区立科学館の名誉館長なのだとか。
卵はもう1つあった。 |
道路は渡れない
しかし、そんな、自然いっぱい夢いっぱいな下井草の遊歩道、科学と自然の散歩道にも、残念な所が…。
それは、横断歩道が無い事です。
広い道路に出るたびに、近くの交差点に迂回させられます。
道端には、わざわざ、こんな舗装もされています。
遊歩道はあるけど道は渡れない。これ、下井草に限った事じゃないのです。
これが、行政の限界というやつでしょうか。
たしかに、横断歩道や、押しボタン式信号を付けるというのは、それだけ費用がかかるのは分かってますが…
デザインとして納得できないんですよね…
そもそも、このような緑道の目的は、元々あった川に蓋をする事であり(昔の東京の川と空気は、もっと汚かった)、この遊歩道も、川に蓋をしてできたものです。 なので、遊歩道として愉しんでもらうのは二の次…というのは無情な真実なのかもしれません。
でも、この遊歩道は、まがりなりにも「科学と自然の散歩みち」という名前をつけ、小柴昌俊博士のメッセージまで作って整備しているのですから… どうせ整備するのなら、もっと完成度の高いものにしてほしい。と思うんですよね。
かわいい動物イラストにも理由が?
…そうそう、
車の通りが少ない道には、「とまれ」の文字と共に、動物のイラストが描かれております。
同じライオンでも、座っているものがいれば、立っているものがいて… 遊び心がありますね!
でも、この工夫をしなければならないのは… ついつい飛び出ししてしまいやすいからでは? と思うのです。
遊歩道は自動車の心配なく歩く事ができます… が、その心持のまま、一般道との交差点に入ってしまう可能性です。
なので、もしかしたら、普通の自動車道よりも、かえって、危ないのかもしれない…
だからこそ「とまれ」に注目してほしい。 なので、動物のイラストを描く事にした。そんな仮説が成り立ちます。
元々自動車の往来が少ない道なのですから、もっと歩行者優先でいいと思うのです。 横断歩道をつけて、自動車のほうに、もっと一時停止や速度を抑制するように、できないものなのか…
幹線道路で自動車優先なのは、ある程度仕方が無いとしても、住宅街の街路まで自動車優先である必要はあるのだろうか?
次回も、この界隈について書きたいと思ってます。
今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
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