2012年12月5日水曜日

区画美のすすめ~練馬区桜台を例に~

場所: 日本, 東京都練馬区桜台1丁目4−1
地図が好きな人は、おおっぴらに「はーい私、地図大好きでーす♪」と主張する人もいると思いますが、実は結構「…実は…じーっと地図眺めるの…好きなんだよね(もじもじ)」という人も多くて、潜在的にはかなりの数の方が地図好きなんじゃないかなぁ~と、私はにらんでます。

で、私も、そうやって地図眺めるのが好きなんですけど、地図のどこが好きなのかといわれると…私の場合は、主に、区画美。なんですよ。

地図が好きじゃない人には(もしかしたら地図好きにも)、何の事だか分からないと思いますので、練馬区桜台を例に、ここで説明しておきたいと思うのです。




練馬区桜台の場所は、練馬駅の北東です。西武池袋線練馬駅の隣が桜台駅ですね。


その地図が、こちら。



このエリア内に、ぐっと来る区画美があるのですよ~。
…どこだと思いますか?

本ブログキャラクターのアンテナメクジ、久々の登場


このあたりです!


…ああぁっ! ブラウザ閉じないで~(>_<;)!


「意味分からん!」「どこが!」という声なき声が聞こえてくるようです…が、続けます。


この不自然な道の湾曲。しかも狭い間隔で細い道が複数走っていますね。
何で、こんな区画になっているのでしょうか?

こんな一見不自然な区画でも、ちゃんと、理由といきさつがあるのです。


開発の波も地形の影響を受ける



その理由は、この部分が谷になってるからです。

(この地図は国土地理院の基盤地図情報(数値標高モデル)とカシミール3Dを用いて作成しました)


実際に立って見ると、なるほど、谷である事が分かります。

西を見る。…上り坂。


東を見る。…こちらも上り坂。

谷には2本の道路が走っています。自動車も通れる道と、歩行者専用道。
歩行者専用道は、こんな感じ。




この歩行者専用道は、暗渠の様子。石神井川から谷方向を見ると…



ほら、暗渠。

(…こういうのを見つけると、カメラ付きのラジコンカーを中に入れて探索させてみたい!って思うのは私だけでしょうか?)

さらに、それを裏付ける証拠が、これです。



「水路敷」まで読めます。「地」の部分には、植え込みが作られているようです。自転車侵入防止ですかね~。

何が面白いかといいますと、不自然な区画にも理由があって、開発の波は地形の影響を受けるんだ!昔々からの偶然の水の流れが谷を作り、高低差を生み、それが現代にまで影響を与えている!何の変哲もない一戸建て住宅地にも大自然があるんだ!って事が実感できるわけですよ。

…どうです? …面白いでしょ? …ダメですか(^_^;)

練馬駅北あたりも面白いよ


練馬駅北にも、谷があります。オマケ程度でご紹介。




今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!



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