2014年1月4日土曜日

午年なので上馬・下馬地区へ~自由すぎる掲示板など~

場所: 日本, 東京都世田谷区下馬4丁目
あけましておめでとうございます! 今年も東京23区をいろいろ散歩して、いろいろ知れたらいいと思います。 昨年に引き続き、散歩で見つけた事や気になった事を、こうやってブログに書き留めようと思いますので、こんなブログですが、今年もよろしくお願いします!

…さて、新年1発目の更新という事で、今年の干支にちなみ、馬の字が付く所を散歩してきました。 東京23区で馬のつく所といえば、高田馬場や駒込がメジャーですよね。 他には、馬喰町、馬込、駒沢、でしょうか。

…今回散歩したのは、上馬・下馬です。 …はい、地元の人しか行かないところシリーズです。

世田谷区の閑静な住宅街ですが、葦毛塚、水車橋、お猿庚申塚、子育地蔵、自由すぎる掲示板など、いろいろなものを見つけましたよ。


上馬・下馬は三軒茶屋の近く


上馬・下馬地区の場所を、一応、示しておきますね。


上馬地区は、玉川通りと環七が交差する、このあたり。(馬の形!)

下馬地区は…



どちらも、三軒茶屋の近くです。

下馬地区 下馬地区
世田谷区らしい、閑静な住宅街です。
特に目黒区に近い下馬地区の5丁目・6丁目は、こまごまとしてなくて、高級な感じがしました。

蛇崩川緑道
かつての川は暗渠化され、散歩にぴったりな緑道になっています。

上馬地区 上馬地区
住宅地の写真は、今回は、ほどほどにしておきましょうか。

それよりも、気になった事。見つけたものを、載せることにします。

昔は「駒繋」「駒留」だった?


神社や公園、学校などに「駒繋」や「駒留」という地名が見られます。

駒繋神社
駒繋神社
蛇崩川緑道のそばにある駒繋神社。 下馬地区の鎮守です。

川が暗渠化されても橋が残っているのが面白いですが、暗渠を頭の中で取り除いて想像すると…川の流れと、坂の上の神社。すごく絵になる風景になると思うのです。 

駒留八幡神社
駒留陸橋 駒留八幡神社
上馬地区では、駒留という地名が見つかります。

「繋」も「留」も、同じような意味のように思えますが… あて字かもしれません。

そういえば、世田谷区には「駒沢」という住所もありますよね。 もし歴史の何かのタイミングが違ったら、上馬や下馬の住所も、駒繋や駒留だったかもしれない…と考えると、面白いです。


ちなみに「駒」の字が付く地名の由来は、馬が関係ない事もあります。 「こまごました地形」という意味で駒の字があてられている場合もあるので。

葦毛塚


目黒区との区界にあるのが、葦毛塚

葦毛塚 葦毛塚の説明版
源頼朝の伝説が、ここにあります。

水車橋には手作り案内板



下馬6丁目と野沢3丁目の境に、水車橋というバス停があります。 ここは昔、川だったのでしょうか?

水車橋 案内板
水車橋 案内板

案内板によると、ここにはかつて品川用水が流れており、米や麦を精製する水車があった。それが今もバス停の名前に残っているのです。

…にしても、この案内板、個人が作成したもののようで、すごく丁寧だし、味もあるし、素晴らしいです。


かつての用水路の跡と言われれば、この緩やかなカーブも、なるほど、うなづけます。

お猿庚申塚

下馬5丁目にて。

世田谷区下馬 お猿庚申塚

庚申塚は庚申信仰の祈念シンボルであり、庚申信仰といえば日光東照宮で有名な「見ざる、言わざる、聞かざる」です。

だから、わざわざ「お猿」と名乗らなくてもいい気がしますが、そのあたりが、なんともかわいいですね。

検索してみると「馬の病気は猿が治す」という話が。 なるほどこれも、馬の地名がつく町ならでは。 という事でしょうか。


子育て地蔵尊


上馬2丁目 子育地蔵尊


このような地蔵様、街歩きしていると、たまに見かけます。地域の守り神です。
この地蔵尊がおられるたのは三軒茶屋にほど近い上馬2丁目。 歴史の深い街ほど、このような地蔵様がおられます。 


自由すぎる!?世田谷山観音寺そばの掲示板


下馬地区には観音様もおられます。世田谷山観音寺

世田谷山観音寺
世田谷山観音寺
普通の観音様だけではなく、特攻隊のための特攻観音様もおられるそうで。

…しかし、もっと面白いのは、そばに作られている掲示板。



…なんか、いろいろ書いてありますね。
近づいてみましょう。

下馬掲示板
下馬掲示板

「下馬掲示板 今週のお題 二十六年の目標」とあります。

それにしても、みなさん、すごく自由に書いてますね… 「世界征服」とか、いかにも小学生が書きそうな事とか、「受験」とか「ダイエット」もありますね。

「スケジュール管理」「職を見つける」なんて、大人が書いてそうなものもありますね。

個人的に最も共感するのは「めんどくさがらない」。




それにしてもこの掲示板は、観音寺が管理しているのでしょうか? 観音寺のそばだし、今年を2013年ではなく二十六年と和暦だけで表現してる点が、お寺さんっぽいですし。 (だとしたら、世界征服なんて目標はバチがあたるのでは…)

そして、このお題は毎週変わり、そのたびにたくさんの人が書き込んでいる…という様子のを想像すると、なんとも微笑ましいです。 ネット上では、こういう事は普通に行われているけど、リアルな掲示板だから、微笑ましいし、素敵な事だと思えます。



今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!



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