昭和の時代、日本の高度経済成長を支えた団地は、平成の世にあわせて、かわいらしくリニューアルしていました。
かわいらしくリニューアルしている花畑団地
こちらが、花畑団地です。
この地図は{今昔マップ on the web(c)谷 謙二}{国土地理院 電子国土Webシステム}{カシミール3D}を使用しています。 この地図画像の元である地図は、国土地理院の地形図[2万5000分の1 草加 昭和40年改測 昭和42年10月10日発行]です。 |
なぜ花畑町に団地が生まれたかと言いますと、町の人々が団地を誘致したからです。 ものの本によりますと、花畑町の人々が日本住宅公団の誘致委員会を結成し、昭和36年(1961年)に公団を含めて花畑町土地区画整理組合を立ち上げたそうです。
前にこのブログでは竹ノ塚もやりましたが、同じ足立区で、同時期の団地であり、日本住宅公団という点も共通してます。
いろいろな風景を挟んでみます。 これは並木道の歩道。
5階建てのアパートが芝生に並んでいます。
いままで東京23区のいろいろな団地を見てきましたが、これだけ綺麗な芝生が印象的なのは、はじめてです。
団地に芝生というのは珍しいものではない、はずです。 けど、他の団地は、芝生よりも高層アパートの存在感に圧倒されていたり、道路と駐車場のスペースが主だったり、家庭菜園が目立っていたり…
これは、エントランスと自転車と若木…
こんなかわいらしい建屋がありました。
かわいらしい… 花畑団地には、本当に、この言葉が似合います。
芝生に5階建てのアパートが、小さく並んでいる…
アパートの間隔は十分にあり、光と風と青空が感じられる…
そんな、かわいらしい団地です。
看板も、かわいらしい。
レンガの縁取りに、土壁のようなタッチの壁…
それにしても、現代建築は、こんな暖かいデザインもできるんですねぇ。
再開発オフィス街の銀色ビカビカクールなデザインばかりだと思ってました。
入場口のデザインも…
現代的、かつ、かわいらしいです。
石碑のフォントも、現代的です。 スマートデザイン。 iOSチック。
昔の石碑のそれは、筆書きですよね。
自転車置き場 | 掲示板 | 花畑公園 |
ここの歩道は工事中。
そして、こちらは目下、改築工事中です。
高度経済成長を支えた花畑団地。
時代は変わり、装いを新たにしています。
夢と豊かさに向かって走れば良かった時代は終わり、ただただ住むための部屋から、生活を楽しむ部屋が求められているのではないでしょうか。
花畑団地は、そんな時代の変化に対応した、かわいらしい団地だと思いました。
今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました! 前回と合わせて2回も、足立区花畑というローカルな地域をとりあげましたが… 実は、花畑でもう1記事書こうと思ってるんですよ。
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返信削除櫻井夏美
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