2013年11月30日土曜日

浜田山で気になるのは高級車と危険な道路

場所: 日本, 東京都杉並区浜田山3丁目37
永福に引き続き、今回は浜田山です。 高級車のディーラーがあり、ついつい車種を気にしてしまう…そんな高級住宅街の風景をお届けします。

もう1つ気になるのが、歩道の狭い道。 珍しく苦言をします。 もし自分に子供がいたら、怖くてこの街で子育てはできない…。



やはり高級車が気になる浜田山の風景


杉並区内でもハイソな雰囲気が漂う浜田山にやってきました。





駅から北に延びる商店街はレンガ状の舗装がされており、雰囲気がいいです。


善福寺川そばの五日市街道。


道路の幅、周りの建物の規模、街路樹の緑…

すごくバランスがいいと思うのです。


幹線道路だけど、幹線道路のような喧噪が無いのです。

「それはつまり幹線道路ではない」という見方もできますけど…ま、それは置いといて。


…そして、五日市街道のあたりは、浜田山ではなく成田西という住所なのですが、それも置いときましょう。

住宅地図を見ると、成田西や高井戸東にあっても、浜田山と名乗る集合住宅が、いっぱいありますし。

それは浜田山というブランドが強い証拠です。



何が浜田山をブランド化させたかというと、ポルジェとBMWですよ。

そもそも浜田山という場所が、山の手の静かな所で金持ちが集まりがちな地域だという理由もありますが。

ま、これは「鶏が先か卵が先か」という話で、お金持ちがいない所に高級車のディーラーが出店するわけないですからね。


それから、浜田山という地域名もブランド化した理由の1つだと思います。 山や台や丘がつくほうが高級感ありますよね。 実際、高台のほうが水害に遭いにくいですから。

でも、浜田山は周辺地域よりも標高が高いわけではないです。


住宅街にも足を運んでみましょうか。





立派な塀といい、グリーンの飾りつけといい、お金持ちの家が目につきます。

曲がりくねった細い道にそれが立ち並ぶのが、浜田山、杉並区京王井の頭線沿線の特徴だと思います。



ただ、浜田山独特かな? と思うところは、自動車が野ざらしになっている家が目についたという事。

他の高級住宅街も、そうだったか? いや、ちゃんと屋根付きの車庫が完備されていたと思うんですよね。


土地の広さの問題なのか。 はたまた、自慢の高級車を通行人に披露したいのか。


…やはり浜田山だからか、ついつい、車種をチェックしてしまいます。


柏の宮公園には田んぼがありました。

…稲が青いって? 街歩きしたの6月なんです(^_^;)


歩道の狭さも気になる浜田山


これは浜田山に限ったことではなく、杉並区の、善福寺川南部の京王井の頭線沿線にいえる事なのですが、特に狭い道が浜田山にあるので、ここで書いておこうと思います。


タクシー運転手の方などが「世田谷区は一方通行が多くて迷う」という話がありますが、一方通行なら、その分歩道を広くとることができるので、歩行者には優しいと思うのです。



この歩道の狭さ!

浜田山の高級カーライフは歩行者の犠牲で成り立っているといっても過言ではありません。


もっとすごい道がありまして…


ここです。

こんな狭い道が、一方通行ではないのです。



…こりゃあ、歩行者もだけど、自動車だってすれ違うの大変でしょう… と思い、しばらく待ってみました。


数分待って、目撃成功。

こりゃあ大変そう。 運転に自信がある人だけが使える道路かと思います。

…でも、ドライビングテクニックで解決できる問題じゃないのが、歩行者の危険性。 …ほら、上の写真だって、自動車の後ろに自転車の家族連れが。



…やっぱり事故は起きてるっぽいし…


いちばん象徴的なのは、これ。
この看板は隣町の下高井戸付近で2年前に目撃したものですが… 人と車が1cmって、道路として、どうなの?

もちろん、誇張表現なのは間違いないですが(この道は歩道が割と広くとってあるし) この看板が、杉並区の京王井の頭線沿線の道路事情を象徴していると思うのですよ。


――けど、道を広げるのは簡単じゃない。

関東大震災・東京大空襲・高度経済成長で、区画整理をする間もなく住宅が立ち並んだ地域はたくさんあり、浜田山や永福もその1つなんですよね。

それに、現代の車社会になる未来を、戦前や終戦直後には想像できなかったはずですし。


さらに「住む人がどちらを望むか」というのもあるでしょう。 「道路が広がり歩行者の安全性が高まる」代償として「土地が減らされる」「家が壊される」のですから… そりゃあ、資産を持つ者は、歩道よりも資産でしょう。

頑張って勉強して上流の会社に就職して、さらに頑張って働いて出世して、浜田山に家を手に入れました!という人に対して「家の玄関あたりまで道広げますんで」と言っても、誰が首を縦に振る!?


そう考えると、歩道を広げるべきだ!なんて言えませんね。 私は部外者なのですから尚更、そんな偉そうな事を言う筋合いではありません。 地域の事は、地域に住む人が決める。地域は、その地域の人で作る。 それが筋です。


けど、この地域に引っ越そうと考えている人はいるはずで… その人は賃貸の集合住宅で暮らすのかもしれないし、もしかしたら、不動産を買って根を下ろすのかもしれない。 そういう人に対して、思う事をここに書くのは、許されると思います。

浜田山および杉並区の京王井の頭線沿線は、歩行者にとって危険な道路が多く、子育てには不向きな地域だと思うのです。

もし引っ越しをお考えであれば、予定地周辺の道路を確認してからのほうがいいかと思います。 ま、それは、この地域だけではなく、杉並区のほかの地域でも、世田谷区でも、その他どこでも言えることですが。



…この写真は単純に花がきれいでブログの締めにいいかなと思って載せたんですけど、上の文章の後だと、死亡事故現場に花が手向けられているように見えてしまいますね。 普通に街路に花が咲いてるだけですから、あしからず。


今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!



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1 件のコメント:

  1. >頑張って勉強して上流の会社に就職して、さらに頑張って働いて出世して、浜田山に家を手に入れました!という人に対して「家の玄関あたりまで道広げますんで」と言っても、誰が首を縦に振る!?

    浜田山に限らず昔から住んでるのは農家がメインの地主だよ。区画整理が必要な時代に会社員なんてまだ少数。杉並区は資産家の地主が左翼的に公共インフラに反対する土地柄だからね。

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