2014年11月13日木曜日

世田谷区の南西、喜多見・宇奈根に行ってみた(2)

場所: 日本, 東京都世田谷区喜多見5丁目
世田谷区の南西部、喜多見・宇奈根地区を散策してみました。 前回に引き続き、今回は後編。 次大夫堀公園(じだゆうぼりこうえん)と民家園。 岡本公園など。


この記事を動画化しました!
youtube
https://www.youtube.com/watch?v=OsaqCPLnReE

ニコニコ動画
http://www.nicovideo.jp/watch/sm25593223

次大夫堀公園にマクドナルドの匂いは要らない


次大夫堀公園には民家園があります。




民家園は、かやぶき屋根の家と、昔の農耕具が保存されています。


なんと、家には上がることができます!

家の中には。昔のかまどや、機織り機なども展示されてました。



昔にタイムスリップしたよう。


おぉ、これは、半鐘ではないですか!


こうやって見ると、いかにも、日本の原風景って感じですねぇ。



…とはいえ、こんな意地悪な事を書くのも何ですが、

私は、本当の日本の原風景っていうのは見たことがありません。 なので、これは、「日本の原風景のステレオタイプ」というか「日本の原風景を美化したもの」「綺麗な所だけを再現したもの」なのかもしれません。

ぶっちゃけ、家電の無い生活なんて嫌。 せめて、洗濯機とエアコンは無いと困る! 



民家園の外も、いい感じの公園になってます。



田んぼもありますね。 ここも日本の原風景を再現しようという試みなのでしょうか。

…でも、正直、すぐ近くのマクドナルドからポテトのにおいが漂ってきて、懐古感は台無しなんですよね。

民家園の中までは、さすがに匂いは到達してなかったのが、不幸中の幸いです。


竹林!

やはり次大夫堀公園の方向性は「日本の原風景」なのだと思います。


ちなみに次大夫堀公園の次大夫って何かといいますと、小泉次大夫という、六郷用水などを作った人です。 次大夫は「じだゆう」と読みますので、次大夫堀公園は「じだゆうぼりこうえん」ですね。 

ちゃんと調べて良かったです。 危うく「じだいふぼりこうえん」と読むところでした(^_^;)


野川を下り、岡本公園を目指します。

(そういえば、野川は、川の真上に高速道路を造る事を視野に入れて整備されたという噂もありますが、どうなんでしょう?)



この川は、六郷用水です。

護岸がコンクリで固められていないのが、いいですねえ。



自然豊かな六郷用水沿いの風景です。

岡本公園と岡本静嘉堂緑地


岡本公園
岡本公園

岡本公園に到着。


和むわぁ…

という言葉しか出てこない、語彙力の無い私(^^;)






いや、公園というのは、それでいいのです。

明るい広場と、深い緑と、清らかな水。 それ以上の何が、公園に必要でしょうか!?


岡本公園の隣は、岡本静嘉堂緑地。

説明書きを見て、びっくり。


説明書きに「もとは岩崎家の所有する庭園」とありますね。

岩崎家って、あの三菱財閥の岩崎家の事ですよね…? 岩崎一族、どれだけ土地もってたんですか!? たしか、六義園も、清澄庭園も、殿ヶ谷戸公園も岩崎家が持ってたでしょ? あと上野にある旧岩崎邸庭園もその名の通り岩崎家でしょ? ホント、恐ろしいというか、戦前の格差社会の度合いはマジでハンパないですよね。

岡本静嘉堂緑地
岡本静嘉堂緑地

岡本静嘉堂緑地は、極力整備しない方針のようで、遊具などは一切ありません。


しかし、レンガの遺構が残っていました。 これは、水道の跡でしょうか?

…こういう、建築物が植物の緑に浸食されている風景、大好きです( *´艸`)




岡本公園周辺は、自然が多く、地形が変化に富んでいるので、もっと散策すれば、もっと素敵な景色が発見できたのかもしれませんが、正直、腹も減って疲労もたまっていたので、またの機会に探すことにしましょう。

今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!



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