あと、ときわ台には、タニタがありました。 それから、駅前の像が、いろいろおかしい。
クルドサックを生で見てみたかったんだ
というわけで、東武東上線に乗って、やってきました。ときわ台。
ときわ台は、戦前に東武鉄道が開発した住宅地。
戦前の日本人が思い描いた、住宅地の理想が、ここにあります。
駅北広場のロータリーに…
その北にある楕円状の街路…
そして、何よりも、
この、丸い行き止まり!!
これが、その、丸いの。
正式名称は、クルドサックといいます。
こいつを生で見てみたかったんです( *´艸`)
住宅街が華やかに見えます。 高級感が増します。
…なんでクルドサック、一般的ではないのだろうか? って思います。
無意味でも作れば住宅地の価値が上がると思うのに。
楕円状の街路も、いい感じです。
正しくは、プロムナードというそう。
どちらも、戦前に作られた、特徴的な区画を持つ住宅地だからです。
「板橋の田園調布」などと呼ばれてますが…
実際に歩いてみる前は、疑ってました。
板橋の田園調布で、間違いありません。
常盤台まちづくり憲章 |
その公園には、地域住民によるまちづくり憲章がありました。
もうすこし区画の話を
区画好きとしては、もう少し区画をよく見てみたいのです。
例えば、
この道は、楕円状のプロムナードと同じく、街の風景を第一に設計されたように見えますが…
微細地形図を見てみると、そうでない事が分かるのです。
(この地図は国土地理院の基盤地図情報(数値標高モデル)とカシミール3Dを用いて作成しました。) |
僅かですが、谷になってます。
デザイン第一ではなく、地形に沿って作られたようです。
また…
プロムナードは、北東部で切れています。
なんで繋がっていないんでしょ? すっきりしませんね。
おそらく、街の設計者も、できるものなら繋げたかったんじゃないでしょうか。
この地図は、今昔マップon the web とカシミール3Dを使用しています この地図画像の元である地図は、国土地理院の地形図[2万5000分の1 赤羽 昭和7年要修 昭和7年10月30日発行]です。 |
ときわ台住宅地ができる前、プロムナードが切断されている所が、ちょうど町境だったようなのです。
上板橋町二丁目と、板橋町十丁目の町境です。
なぜここに町境が作られたかと言われると… 町境が等高線に沿っているので、それが理由かと思われます。
今はこの町境は廃止され、常盤台一丁目で統一されています。 東隣にある富士見町との境は、地形ではなく道路で決められています。
町境の決め方が地形から道路に変わっても、昔の町境の影響が今でも残っている…という一例が、この、ときわ台の切断されたプロムナードではないでしょうか。
タニタのお膝元
…あ、タニタ発見。
タニタといえば、体重計や体脂肪計のメーカーで、社員食堂の本がヒットしてブランド力が一気に上がった会社じゃないですか?
ときわ台にあったんですねぇ。
(厳密には前野町ですが)
それにしても、タニタがときわ台にある利点は何でしょう?
タニタほどの企業であれば、山手線沿線に本社を設けることもできるはずで、取引先との打ち合わせなどにも、そのほうが都合がいいと思うのです。
でも、それでも、ときわ台に立地する理由は、消費者の近くにいれるからかもしれません。
タニタの従業員は、ときわ台の住民を見ながら通勤するのでしょう。 そして、ときわ台の住民は、生活にも余裕があって、だからこそ健康にも気を付けてる人も多い… とすれば、消費者層の中でも、一番売りたいターゲットだと思うんですよね。
…ときわ台に本社がある限りタニタは安泰だなぁ。きっと。
駅前の像が、いろいろおかしい。
ときわ台駅前の像ですが…
なんか、ざっくりしすぎな気がするんですけど?
顔とか全然彫られてないし。 …手抜き?
そして、碑の文章は… 句読点なさすぎだろ(^_^;)
今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
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