大手町を散歩している時に、偶然見つけた、中央区立本石町公園。 何がすごいって…必要最低限のオブジェクトしか置かない、そのシンプルさ、いさぎよさです。
区の倉庫に余っていたのをとりあえず置いただけな感じ
中央区立本石町公園があるのは大手町の日本橋川沿い。 言うまでもなく、日本東京の中心部であり、ハイステイタスなエリアです。
そんな格式高い地域にある公園なのですから、さぞかし、綺麗に整備されていることでしょう…
中央区立本石町公園 |
…なんて、シンプルなんでしょう!?
これが、中央区立本石町公園の、すべてのオブジェクトです!
家族向けと個人向けのベンチが1つずつ。 ソーラー式電灯が1つ。 フェンスにある花壇はニトリとかで量産されてそうなプランターで作られ、入口付近の看板には、華美さを極限まで排した庭園が、申し訳程度にあります。
地面は更地のまま、全く整備されていません。 ベンチも電灯も花壇も、区の倉庫に余っていたのをとりあえず持ってきたんじゃないかと思えるほどです。
もしかしたら「公園として成立するために最低限必要なもの」というのが法律で決まっていて、それをクリアできる最低限が、これ。 なのかと思えるほどです。
公園の入り口には、ちゃんと公園の名前と注意書きがありますので、ちゃんとした公園である事は間違いないでしょう。
…それにしても、シンプルです。
…そして、この、何もない感じ、すごく好き!
私たちの生活には、余計なものが多すぎるのです。 自分だって、余計なものはいっぱい持ってます。 どうでもいいこだわりとか、256MBしかないSDカードとか…。
余計なものをすべて捨て去った後に残る、ただ、自分がそこに存在するだけの状態。 リセットした状態。 この公園のシンプルさは、それを疑似体験させてくれる気がするのです。
…けど、もしかしたら、もしかしなくても、ただ、整備途中なだけかもしれません。
江東区青海 ウエストプロムナード(昔) |
これは江東区青海のウエストプロムナードの一部で、本石町公園と同じぐらい、何もなくて、だからこそ、大好きな公園だったのです。
「だったのです」という過去形なのは、この場所、今年のはじめに訪れたら、本格的な工事中だったからです。
江東区青海 ウエストプロムナード(今) |
今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
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