例えば、戦前の田園調布の家に、興味はありませんか?
江戸東京たてもの園は小金井市の小金井公園内にあります。
JR中央線の武蔵小金井駅からバスに乗って、はるばるやってまいりました。
いつもの東京23区からは外れますが、ちょっと興味があったので、来てみたかったんですよねぇ。
入場料は大人400円です。
江戸東京たてもの園は、その名の通り、東京の貴重な建物を保存する博物館。
高級住宅街の家から、財閥の邸宅、戦前の商店、かやぶき屋根の農家までありまして…
大川邸(田園調布) |
田園調布ができたばかりの頃の住宅ですよ! すごいですよね!
しかも、中に入ることもできるんです!
常盤台写真場 |
ときわ台といえば、東武が開発した健康住宅地(当時のキャッチコピー)で、クルドサックとプロムナードが織りなす独特の区画が面白い所です。 (詳しくはこの記事で)
もちろん、ときわ台ができたばかりの頃の建物です。 いや~。 当時の建物を目の当たりにできるなんて。 しかも中にも入れるなんて。
三井八郎右衛門邸 |
これが本当の「三井に住んでいます。」ってやつですか!?
高橋是清邸 |
…そういえば、赤坂を散策したときに、高橋是清翁記念公園に立ち寄ったんですよね。 紅葉が綺麗で、謎の翁像がたくさんあったあの公園ですよね。 邸宅がここに移築されていたとは。
農家の家(家主は忘れた) |
…まぁ、これは、次大夫堀公園の民家園にもあったし(記事へ)… 赤羽自然観察公園にもあったし(記事へ)… 昔の家具や道具なんかは、23区各自がもつ郷土資料館にも割と展示してたりするし(まとめ記事へ)… それほど目新しさは、無いかなと。
商店もあります。 こちらは、大正時代から営業していた醤油屋さん。
そして、前面の装飾が凝っているレトロな昭和の商店。
関東大震災の頃から昭和戦前期に作られた、このような外観を持つ建物を「看板建築」というそうです。
看板建築というのか… この言葉を発見できたのが、最大の収穫でした!
建物の内部も写真OK
建物の中も、基本的には写真が撮れますので、いくつか。こちらは、常盤台写真館の写真スタジオ。
こちらは、文房具屋の棚ですね。
機能美というやつです。
私、昔の、ゆがんだガラスが好きなんです! ゆがみ具合が、おわかりいただけますかね?
いかがでしたでしょうか。
個人的には、田園調布、ときわ台、高橋是清翁記念公園など、今までの街歩きで訪れた事のある場所の名前が、たびたび出てきて、そこの風景と目の前にある建物を関連付けて見ることができたので、街歩きをしてきて良かったと思いましたし… 「看板建築」というキーワードも知れましたし、とても面白かったです。
とはいえ、そのようなオタクじゃないと楽しめない所では決してなく、一般の方も、古い建物が見れるというのは、面白いものだと思いますし、結構な来場者数で賑わっていたので、それは何よりも面白い証拠だと思います。 (スタジオジブリ展のおかげなのかもしれないけど)
来場者で賑わっていたのは良い事ですが、こころゆくまで建築美を味わうなら、やはり平日という事になるかと思います。 でも、そんな事言ってられない方も多いでしょうから、せめて、スタジオジブリ展が終わるのを待ってから訪れるのが良いのではないでしょうか。
そして、着脱しやすい靴をはいてくる事も、おすすめします。
今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
0 件のコメント:
コメントを投稿