今回は新しい試みとして、歩きながら写真を撮り、それをつなげる「自作ストリートビュー」をしてみました。 …次回やるかどうかは未定です。
昔の道らしい自然な曲線が伝われば
まずは、中延中通りの場所から。
もうね、グーグルマップだけ見ると、とてつもなく普通の道なんですよ。
(グーグルマップの経路描画機能、透明度が指定できるようになればいいのに)
この地図は{今昔マップ on the web(c)谷 謙二}{国土地理院 電子国土Webシステム}{カシミール3D}を使用しています。 この地図画像の元である地図は、国土地理院の地形図[2万分の1 大森 明治39年測図 明治41年製版]です。 |
これ、現代のクモの巣のような区画からは見えないですよね。
(クモの巣のようなぐちゃぐちゃな区画も好きですよ)
(この地図は国土地理院の基盤地図情報(数値標高モデル)とカシミール3Dを用いて作成しました。) |
さらにさらに、起伏図を見てみると、この道の特別感がさらにお分かりいただけると思います。
起伏の激しい馬込地区。 その尾根に沿って走る尾根道なのです。
今回は、この、地図に埋もれた無名の尾根道を歩いてみた。 というわけです。
そして、今回は、新しい試み!
カメラ片手に、少しずつ歩きながら写真を撮り、それを繋げてみました。
例えるならば、自作ストリートビュー!
一枚ずつでは伝わりにくい、道の自然な曲線や、周辺の空気感が伝わればいいなと。
…あのですね。
これ、やってみて分かったのが、結構大変だなって事。
撮影中はカメラ起動しっぱなしなので、電池の消費がすごい。 そしてそれをつなげる際に、人の顔や車のナンバーをぼかす作業のしんどさといったら… 途中でもう「画質落とそ」って割り切りました(^_^;)
自作ストリートビュー、次回やるかどうかは未定です!
江戸時代からの道標と、尾根道特有の遠景と
ここからは、自作ストリートビューで拾いきれなかった要点を。
環状7号線と交差する地点。中延中通りは橋の上を通ります。
この道ができた頃は、まさかここに橋ができるとは思いもしなかったのではないでしょうか。
西側 | 東側 |
欄干には浮世絵チックな絵画がいくつも。
この道が歴史的なものだというアピールでしょうか。
中延中通り 天明3年銘石造道標 |
天明3年からある…という事は、1783年かぁ。
中延中通り 天保2年銘道標 |
この道、今では何の変哲もない道ですが、かつては主要な幹線道路だったようです。
これも、古くからの道ならではですよね。
尾根道の楽しみは、坂の上からの風景を見る楽しみでもあります。
今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
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